Skip to content

Conshift(コンシフト)

  • 施工管理
  • 人材マネジメント
  • 積算・受発注
  • 政策動向
  • ツール紹介
  • 統計分析
  • 用語辞典
Home > 建設用語辞典 > BIM/CIM・ICT施工> PLATEAU(3D都市モデル)

PLATEAU(3D都市モデル)とは?

この記事の要点
  • キーワードの概要:国土交通省が主導する、全国の都市空間を3次元でデジタル再現してオープンデータ化するプロジェクトです。建物の外観形状だけでなく、用途や構造、建築年といった意味情報(属性データ)を併せ持っている点が最大の特徴です。
  • 実務への関わり:都市計画の検討、日影や風況の解析、浸水リスクに応じた避難シミュレーションなどに活用されます。詳細度(LOD)を使い分けることで、広域の都市分析から個別施設の景観アセスメントまで効率的に行えます。
  • トレンド/将来予測:全国の自治体でデータ整備が進んでおり、BIMやXR技術、人流データと融合したデジタルツインの社会実装基盤として、建設・まちづくり分野での重要性がさらに高まっています。
目次
  • 3D都市モデル「PLATEAU」の基礎知識|従来の3D地図と決定的に異なる「意味情報」と「LOD」
  • 従来の3DマップとPLATEAUの違い(幾何形状+属性情報の付与)
  • LOD1からLOD4までの詳細度定義と実務での使い分け基準
  • PLATEAUデータの入手方法と「PLATEAU VIEW」による即時閲覧手順
  • ブラウザで完結する公式ビューワー「PLATEAU VIEW」の操作手順
  • G空間情報センターからCityGMLデータをダウンロードする流れ
  • 【ツール別】PLATEAUデータの実装・変換手順(Unity/GIS/3DCG)
  • Unity/Unreal Engineでの活用(PLATEAU SDKによる読み込み手順)
  • QGISやCAD/3DCGソフト(FBX/OBJ)でのデータ連携・変換手法
  • 自治体・民間企業におけるPLATEAU先進活用事例とビジネス展開
  • 防災・減災シミュレーション(水害・土砂災害・除雪管理の実証例)
  • 都市計画・人流分析・XR/メタバース空間への商用展開
  • PLATEAUを実務・開発プロジェクトへ導入するための実務チェックリスト
  • 商用利用時のライセンス(CC BY 4.0)と帰属表示のルール
  • 自治体ごとの整備範囲・データ精度を確認する3つのポイント
  • よくある質問(FAQ)

3D都市モデル「PLATEAU」の基礎知識|従来の3D地図と決定的に異なる「意味情報」と「LOD」

国土交通省が主導する「Project PLATEAU(プラトー)」は、全国の都市空間をデジタル空間上に再現する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクトです。2020年12月の発足以降、オープンデータ基盤「G空間情報センター」や公式サイトを通じてデータが無償公開されており、都市計画、防災、モビリティ、XR開発など多様な領域でデジタルツインの基盤として導入が進んでいます。

PLATEAUが提供する3D都市モデルは、国際標準化団体OGC(Open Geospatial Consortium)の規格「CityGML 2.0」および拡張仕様「i-UR」に準拠して整備されています。従来のビジュアライズ専用3Dモデルとは異なり、単なる幾何形状(ジオメトリ)だけでなく、建物の構造や用途といった「意味情報(セマンティクス)」を併せ持つ点に最大の特徴があります。

従来の3DマップとPLATEAUの違い(幾何形状+属性情報の付与)

従来の3D地図やCGモデルは、都市の景観を描画するための形状データ(ポリゴンや点群)で構成されており、システム側から見れば単なるポリゴンの集合体に過ぎず、対象物が建物・道路・樹木のいずれであるかをデータ自体から判別することは困難でした。

これに対し、PLATEAUの3D都市モデルは、形状データに対して建築物の名称、用途(商業・住宅・公共など)、構造種別(RC造・S造・木造など)、建築年、都市計画情報といったセマンティック情報(意味情報)をオブジェクト単位で紐づけています。

比較項目 従来の3D地図・CGモデル PLATEAU(3D都市モデル)
主なデータ形式 OBJ, FBX, 3D点群 CityGML, 3D Tiles, FBX, GeoPackage
構成要素 幾何形状(外観のみ) 幾何形状 + セマンティック情報(属性)
保持する属性例 レイヤ名、色情報程度 用途、構造、建築年、浸水ランク、階数
主な用途 背景CG、簡易な鳥瞰図 都市解析、防災シミュレーション、BIM連携

このデータ構造により、GISソフトや開発エンジン側での高度なデータ処理が自動化されます。

  • 属性情報に基づく抽出・フィルタリング: QGISなどのツール上で「昭和56年以前に建設された木造密集地域の建物」を自動抽出して倒壊リスクを可視化したり、浸水想定区域データと建物の階数情報を掛け合わせて垂直避難の可否を判定できます。
  • 解析シミュレーションへの即時転用: PLATEAU SDKを介してUnityやUnreal Engineにインポートすることで、建物用途に応じた人流シミュレーションや日影影響分析を、追加モデリングなしで構築できます。

LOD1からLOD4までの詳細度定義と実務での使い分け基準

PLATEAUでは、都市空間に存在するオブジェクトの幾何形状および属性情報の詳細さを表す指標としてLOD(Level of Detail:詳細度)を採用しています。建築物においてはLOD0からLOD4まで定義されており、実務の目的や計算負荷、データ要件に応じて最適な詳細度を選択して扱います。

詳細度 幾何形状の定義 含まれる主な情報 主な実務活用シーン
LOD1 箱型モデル(直方体) 建物フットプリント × 建物高さ 広域風況解析、都市全体の概略把握
LOD2 屋根形状・外壁の立体形状 屋根の傾斜、航空写真テクスチャ 景観アセスメント、日影シミュレーション
LOD3 開口部・外観の詳細形状 窓、ドア、バルコニー等の凹凸 歩行者目線検証、詳細な日射解析
LOD4 屋内空間(インドア) 部屋の仕切り、階段、屋内設備 施設管理、屋内避難誘導シミュレーション

実務における各LODの使い分け基準は以下の通りです。

  • LOD1の活用(広域解析・低負荷処理): 2D建物外形線に航空測量から得た高さを押し出して生成した直方体モデルです。ポリゴン数が少なくデータ容量が軽量なため、市区町村全域を対象とした都市スケールのシミュレーションやマクロな人口密度分析に適しています。
  • LOD2の活用(景観・日影・リアルタイム表示): 屋根の勾配やパラペット形状が立体的に再現され、外壁・屋根に航空写真テクスチャがマッピングされたモデルです。住民説明用の日影影響検討や、ゲームエンジンを用いたリアルタイムな都市空間ビジュアライゼーションで標準的に使用されます。
  • LOD3・LOD4の活用(ミクロ空間設計・屋内管理): LOD3は窓やドアなどの開口部を含む詳細モデルで、地上レベルからの精密な景観アセスメントや風環境評価に用いられます。LOD4はフロア構造や階段室まで再現したインドアモデルで、大規模複合施設や地下街における避難シミュレーション、BIMデータと連携したデジタルファシリティマネジメント等に適用されます。

オープンデータとして公開されているLODや属性情報の整備状況は、各地方自治体が保有する原典データや公開方針によって異なります。プロジェクトでPLATEAUを活用する際は、対象エリアの整備LODおよび付与属性項目を事前にG空間情報センター等のメタデータで確認する必要があります。

PLATEAUデータの入手方法と「PLATEAU VIEW」による即時閲覧手順

PLATEAUが整備する3D都市モデルの利活用は、用途に応じて「Webブラウザ上での即時プレビュー」と「ローカル環境への生データダウンロード」の2通りに分かれます。専門的なGISソフトやゲームエンジンを立ち上げることなく都市空間の形状や属性情報を素早く把握したい場合は公式Webビューワーを活用し、解析やシステム開発を行う場合はデータ配信基盤からCityGML等を取得します。

ブラウザで完結する公式ビューワー「PLATEAU VIEW」の操作手順

「PLATEAU VIEW」は、国土交通省が無償提供しているWebベースの地理情報システム(WebGIS)です。専用ソフトウェアのインストールや高スペックなGPU環境を必要とせず、一般的なPCやタブレットのブラウザから全国の3D都市モデルを即座に可視化できます。

  • ステップ1:ビューワーへのアクセスと対象エリアの検索
    WebブラウザでPLATEAU VIEWの公式サイトにアクセスし、検索バーに対象の自治体名や施設名を入力するか、地図をドラッグ・ズームして閲覧したいエリアを表示させます。
  • ステップ2:3D都市モデル(LOD)の表示切り替え
    画面右側のレイヤーメニューから「建築物(bldg)」を選択し、エリアに応じて整備されている詳細度(LOD1またはLOD2)を指定して3Dモデルを描画させます。
  • ステップ3:セマンティック情報の確認
    画面上に表示された任意の建物をクリックすると、ポップアップウィンドウが開き、建物名称、用途区分、構造種別、地上階数、建築年などの属性情報が一覧表示されます。
  • ステップ4:主題図・地理空間情報の重畳(オーバーレイ)
    レイヤー一覧から「洪水浸水想定区域」「土砂災害警戒区域」「都市計画用途地域」などの外部オープンデータを選択すると、3D建物モデルとハザード情報が立体的に重ね合わされ、浸水深と建物の高さ関係などを視覚的に把握できます。

G空間情報センターからCityGMLデータをダウンロードする流れ

QGISなどのGISツールによる空間解析や、BIM/CIMソフトウェア、Unity・Unreal Engineなどのゲームエンジンと連携したデジタルツイン開発を行うには、原典データとなるCityGML形式のデータセットを取得します。PLATEAUのオープンデータは、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)が運用する「G空間情報センター」にて無償公開されています。

  • ステップ1:G空間情報センター内のPLATEAUページへアクセス
    ポータルサイトの特集枠または検索窓から「PLATEAU」を指定してデータセット一覧ページを開きます。
  • ステップ2:自治体と整備年度の指定
    データカタログから目的の自治体を検索します。同一自治体で複数年度のデータが存在する場合は、最新の整備版を選択します。
  • ステップ3:利用規約およびデータライセンスの確認
    配布ページの利用規約を確認します。PLATEAUのオープンデータは基本的に「公共データ利用規約(PDL1.0)」またはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス「CC BY 4.0」に準拠しており、出典を明記することで商用利用・複製・加工が可能です。
  • ステップ4:CityGML形式データセットのダウンロード
    配布ファイル一覧から「CityGML」と記載されたZIPファイルを選択してダウンロードします。後段の開発環境に合わせて、事前変換された「3D Tiles形式」や「FBX形式」を選択することも可能です。
  • ステップ5:ZIPファイルの解凍とフォルダ構造の確認
    展開したフォルダ(udxフォルダ等)内の構成を確認します。建築物データはbldg、地形データはdem、道路データはtranといった形式別フォルダ内にGMLファイルおよびスキーマ定義ファイル(XSD)が格納されています。

【ツール別】PLATEAUデータの実装・変換手順(Unity/GIS/3DCG)

CityGMLには幾何形状だけでなくセマンティック情報が高度に構造化されて格納されています。そのため、一般的な3DCGビューアに直接インポートするだけでは座標系や属性データを適切に展開できないケースがあります。利用するエンジニアリング環境に応じたデータハンドリング手法を選択することが重要です。

連携ツール 入力フォーマット 主な用途・強み セマンティック情報の保持
Unity / Unreal Engine CityGML(SDK経由) インタラクティブUI開発、VR/AR、リアルタイムシミュレーション 完全保持(プログラミング制御可能)
QGIS CityGML / GeoJSON / Shapefile 都市計画解析、防災ハザードマップ重畳、統計分析 完全保持(テーブルデータとして操作可能)
BIM/CIM・3DCG(Revit、Blender等) FBX / OBJ 景観検討、日影影響分析、施工仮設計画、プレゼンテーション 基本的に形状・テクスチャのみ保持

Unity/Unreal Engineでの活用(PLATEAU SDKによる読み込み手順)

ゲームエンジン上で都市空間のインタラクティブな可視化や人流・風況シミュレーションを行う場合は、国土交通省が公式に提供している「PLATEAU SDK for Unity」または「PLATEAU SDK for Unreal Engine」を使用します。GUI上から数クリックでモデルの配置が完了します。

  • パッケージの導入: Unityの場合はPackage Managerから、Unreal Engineの場合はプラグインマーケットプレイス等を通じてプロジェクトに「PLATEAU SDK」を追加します。
  • インポート対象エリアの選択: SDKのインポーターウィンドウを開き、ローカルのCityGMLデータ(またはストリーミング接続)を指定します。国内の平面直角座標系が自動判別され、地図タイル上でインポートしたいメッシュコードを選択します。
  • LODおよび地物種別の指定: 建築物(bldg)、道路(tran)、都市設備(frn)、地形(dem)などの地物種別ごとにインポートするLODを指定します。遠景用には軽量なLOD1、近景にはテクスチャ付きのLOD2といった組み合わせを設定します。
  • メッシュ結合・最適化と配置: マテリアル統合やコライダー付与のオプションを選択してインポートを実行すると、シーン上に正しい実スケール・座標系で3D都市モデルが展開されます。

SDK経由で取り込んだオブジェクトには属性情報がコンポーネントとして自動付加されるため、「築年数が30年以上の建物を赤色で強調表示する」「特定用途のビルのみを非表示にする」といったプログラム制御が容易に実装できます。

QGISやCAD/3DCGソフト(FBX/OBJ)でのデータ連携・変換手法

地理空間情報の解析(GIS)や、BIM/CIMソフト・汎用3DCGツールでの意匠設計・仮設計画にPLATEAUデータを組み込む場合は、QGISを介した属性解析や中間フォーマット(FBX/OBJ)へのエクスポートを行います。

  • QGISによるセマンティック情報の解析と空間結合: オープンソースGISソフト「QGIS」では、CityGMLを直接読み込んでレイヤ展開が可能です。読み込んだ建築物データに対し、自治体が公開する浸水想定区域データや土砂災害警戒区域のシェープファイルを重ね合わせることで、「浸水深2.0m以上のエリアに存在する木造住宅の抽出」といった都市防災解析がGUI上で実行できます。
  • CADおよび3DCGソフト向け変換(FBX/OBJ): RevitやCivil 3D、3ds Max、Blender等の汎用設計ツールで扱う場合は、FBXやOBJ形式への変換が標準ルートとなります。変換にはPLATEAU SDKのエクスポート機能や各種オープンソースコンバータを活用します。FBX形式で書き出すことでLOD2のテクスチャやUV座標を保持できるため、施工現場周辺の広域都市モデルをBIM/CIMモデルと統合した重機配置計画や近隣説明用モデルを素早く構築できます。

大都市圏のLOD2データはポリゴン数およびテクスチャ枚数が膨大になるため、広域を一度にFBX化するとレンダリング負荷が高まります。解析対象エリアを最小限のメッシュに絞り込むか、中景・遠景にはテクスチャのないLOD1を配置するなどの最適化が不可欠です。

自治体・民間企業におけるPLATEAU先進活用事例とビジネス展開

PLATEAUのオープンデータ化により、官民を問わず実務レベルでの検証と実装が進んでいます。

分野 活用データ・連携ツール 主な実証内容・効果
水害・垂直避難 LOD1/2建物、浸水想定データ、QGIS 建物ごとの浸水階の特定、垂直避難誘導計画の策定
除雪管理 道路モデル、積雪シミュレーション 除雪ルートの最適化、雪堆積場の配置効率化
地下インフラ 地下埋設物モデル、道路モデル 掘削工事時の埋設物干渉回避、インフラ台帳の高度化
都市計画・人流 LOD2建物、人流シミュレータ 歩行者空間整備に伴う回遊行動変化の定量予測

防災・減災シミュレーション(水害・土砂災害・除雪管理の実証例)

従来の2次元ハザードマップでは把握が難しかった「建物の高さに応じた浸水リスク」や「立体的な避難行動」の可視化が進んでいます。

  • 水害・土砂災害シミュレーション: 河川氾濫時の浸水想定区域データをLOD1・LOD2の建築物モデルと統合し、3次元空間上での浸水深を再現。建物の階数や構造種別情報を用いて「どの棟の何階以上へ垂直避難すべきか」を自動判定し、孤立リスクのある建物を抽出します。
  • 降雪地域における除雪管理: 青森県むつ市等では、3D都市モデルと積雪データを組み合わせ、除雪車の運行ルートや雪堆積場の配置計画を最適化する実証が行われました。
  • 地下インフラの可視化: 神奈川県藤沢市や熊本県玉名市においては、地上構造物に地下埋設物データを統合し、インフラ工事時の掘削トラブル防止や工事計画の高度化に役立てられています。

都市計画・人流分析・XR/メタバース空間への商用展開

都市開発や民間ビジネスの分野では、人流シミュレーションやXR技術を用いた展開が活発化しています。

  • 都市計画と人流・環境シミュレーション: 東京都新宿区の西新宿エリアでは、大成建設株式会社および株式会社構造計画研究所が参画し、PLATEAUの3D都市モデルとマルチエージェント・シミュレーションを組み合わせた人流変化シミュレーションを実施。道路の再配分や滞留空間の創出に伴う歩行者の回遊行動を再現し、賑わい創出効果を定量評価しました。
  • XR・メタバースおよびゲームエンジン連携: 「PLATEAU SDK for Unity」等を用いてCityGMLから3Dメッシュデータへの変換を行い、AR/VRグラスを用いた仮想都市空間でのイベントや観光プロモーションに活用されています。CC BY 4.0等のオープンライセンスに基づき、出典を明記することで商用アプリケーションへの組み込みも広く行われています。

PLATEAUを実務・開発プロジェクトへ導入するための実務チェックリスト

都市デジタルツインの基盤データとしてPLATEAUを採用するにあたり、設計・開発フェーズへ移行する前に確認すべき実務チェックリストは以下のとおりです。

チェック分類 確認項目 主な確認ツール・ソース
権利・規約 商用利用可否と出典表記フォーマットの指定 G空間情報センター / 各自治体の利用規約
データ仕様 対象エリアのLOD(詳細度)とセマンティック情報 PLATEAU VIEW / 製品仕様書
開発環境 CityGMLの変換可否と対応エンジンの選定 PLATEAU SDK / Unity / QGIS
運用・更新 データの基準年度および年次更新計画 自治体メタデータ / 国土交通省公表情報

商用利用時のライセンス(CC BY 4.0)と帰属表示のルール

PLATEAUで配信されている3D都市モデルは、原則として政府の「公共データ利用規約(PDL1.0)」またはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY 4.0(表示 4.0 国際)」に準拠しています。実務利用時は以下のルールを順守する必要があります。

  • クレジット表記の明記: 成果物、Webサイト、アプリケーション内の利用規約画面やヘルプ画面などに原作者(地方公共団体および国土交通省)のクレジットを表示します(表記例:「『3D都市モデル(東京都特別区)』(国土交通省)を加工して作成」)。
  • 加工・改変箇所の明示: メッシュ削減、テクスチャ差し替え、BIMデータとの統合などを行った場合、元データを改変した旨を記載します(表記例:「このコンテンツは、国土交通省の3D都市モデルデータを基に[事業者名]がメッシュ加工および属性情報の追加を行っています」)。
  • 第三者権利データの混在確認: 一部のデータセットでは地方公共団体が独自に付与した利用条件が適用される場合があるため、G空間情報センターのメタデータ欄で個別制約の有無を確認します。

自治体ごとの整備範囲・データ精度を確認する3つのポイント

  • 1. 整備エリアとLOD(Level of Detail)の確認: PLATEAU VIEW等を使用し、対象エリアがLOD1かLOD2かを確認します。都市計画区域外や山間部では整備対象外となる場合があるため、敷地境界および周辺街区のカバー範囲をインデックスマップ上で特定します。
  • 2. 格納されているセマンティック情報(属性データ)の精査: 建築年、構造種別、用途、階数などの属性は自治体の原典データに依存します。QGIS等に対象データを読み込み、シミュレーションに必要な属性値が欠損(NULL)していないかを点検します。
  • 3. 開発パイプラインに応じたデータ変換プロセスの検証: ゲームエンジンにはPLATEAU SDK、BIM/CIMツールにはFBX/OBJ変換ツールを選定し、ポリゴン数や座標系(平面直角座標系)の整合性を事前に確認します。

よくある質問(FAQ)

Q. PLATEAU(3D都市モデル)とは何ですか?

A. 国土交通省が主導する、全国の都市空間をデジタル空間上に再現する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクトです。都市計画や防災、XR開発などの基盤としてデータが無償公開されています。国際標準規格「CityGML」に準拠し、外観の形状データだけでなく建物の用途や構造などの「意味情報」を併せ持つ点が大きな特徴です。

Q. PLATEAUと従来の3D地図との違いは何ですか?

A. 最大の違いは、外観の幾何形状に加えて建物の用途・構造・建築年などの「意味情報(属性)」がオブジェクト単位で紐づいている点です。従来の3D地図は景観描画用のポリゴンデータに過ぎませんでしたが、PLATEAUは属性情報を保持しているため、特定条件の建物抽出や防災シミュレーションなどの高度な解析にそのまま活用できます。

Q. PLATEAUの3D都市モデルを活用するメリットは何ですか?

A. 建物の用途や階数などの属性情報を活かし、高精度な解析やシミュレーションを追加モデリングなしで構築できる点です。例えば、木造密集地域を抽出して倒壊リスクを可視化したり、浸水想定区域と建物の階数情報から垂直避難の可否を自動判定できます。オープンデータとして無償公開されているため、導入コストを抑えられるのも利点です。

関連する建設用語

  • BIM/CIM
  • BIM確認申請
  • CAD(Computer Aided Design)
  • CALS/EC(電子納品)
  • i-Construction

関連する建設ツール

BIM/CIMソフトを、料金・機能・対象規模で比較。自社に最適な製品選びにお役立てください。

BIM/CIMソフト比較12選を見る

ConShift

建設業のビジネス知識に関心を持つ経営層・現場リーダーのための課題解決メディア。現場のノウハウから最新のDX事例まで、ビジネスを加速させる情報をお届けします。

カテゴリー

  • 施工管理
  • 品質・安全
  • コスト管理
  • 人材マネジメント
  • 積算・受発注

もっと探す

  • 政策動向
  • BIM/CIM
  • 法規制・制度
  • 海外トレンド
  • ツール紹介
  • 統計分析
  • 建設業界用語辞典

サイト情報

  • 運営者情報
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • LogiShift
  • TechShift

© 2026 ConShift. All rights reserved.