eYACHOとは?現場の野帳をデジタル化し図面・帳票・写真管理を効率化する施工管理アプリの機能と特徴

eYACHOとは?現場の野帳をデジタル化し図面・帳票・写真管理を効率化する施工管理アプリの機能と特徴 ロゴ・サービス画像

大手ゼネコン大林組と共同開発された、野帳の手軽さとデジタル機能を融合した現場向けデジタル野帳・施工管理アプリです。図面や写真への自由な手書き加筆、帳票テンプレート入力、複数人での同時編集に対応しています。現場巡視や安全衛生、各種点検・是正指示書作成の業務効率を大幅に高めます。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
ゼネコン 土木 建築 サブコン・専門工事業者

コンシフト編集部による最新動向サマリ

  • 前田建設工業が九州支店の全現場で支店長から協力会社の職長まで全員利用を定着させ、関西工務センターが西日本約60作業所の写真台帳整理など100超のノンコア業務を遠隔支援している。
  • MM総研の調査(2025年12月時点)においてゼネコンおよびスマートデバイスのユーザーシェアで首位を獲得し、契約企業数900社以上、利用者8万人超に達している。
  • 大林組と共同開発された手書きメモや図面朱書き機能により現場巡視記録が朝礼やKY活動へ即座に共有されているほか、承認ワークフローを活用した写真台帳の遠隔ダブルチェックに利用されている。

(コンシフト掲載4記事をもとに自動生成・2026年10月13日更新)

eYACHOとは?

eYACHO(イー・ヤチョウ)は、株式会社MetaMoJiがスーパーゼネコンの大林組と共同開発した、現場巡視や各種検査、安全衛生管理に特化した施工管理・デジタル野帳アプリです。紙のレベルブック(野帳)が持つ手書きの自由さと、クラウドによるリアルタイム情報共有を両立させ、現場監督の内業負担を大幅に削減します。図面や写真への直接加筆、帳票テンプレートの自動集計、複数人での同時編集に対応し、現場と事務所の情報分断を解消して施工管理業務の効率化を推進します。

主な機能

eYACHOは、現場で培われた紙の記録スタイルを尊重しながら、デジタル技術による業務効率化を実現する豊富な機能を備えています。主な機能を用途別に分類して解説します。

野帳デジタル化・手書き記録機能

  • 手書き文字認識・入力支援(mazec)
    MetaMoJi独自の文字認識エンジン「mazec」を搭載しており、キーボード入力を介さずにスタイラスペンによる手書き文字をその場でテキストデータへ高精度に変換できます。さらに手書き図形の自動整形や画面上の定規機能も備えており、現場特有の略図や配筋スケッチを直感的に作成できます。
  • マルチメディア情報の埋め込み
    デジタル野帳のノート面には、手書きメモやスケッチだけでなく、撮影した現場写真や動画、音声メモを直接貼り付けられます。文字だけでは伝えきれない複雑な現場状況や指示事項を1枚のシートに集約し、情報の抜け漏れを防ぎます。
  • オフライン操作と自動同期
    地下構造物や山岳トンネルなど電波の届かない環境下でも、ノートの作成や手書き入力、写真撮影などの全機能をオフラインで継続して使用できます。通信環境が復旧した段階でクラウドサーバーと自動的にデータ同期が行われるため、現場での作業が中断されません。

現場共有・コミュニケーション機能

  • リアルタイム同時編集(Share機能)
    1つのノートや図面に対して、複数人が離れた場所から同時に手書き加筆やテキスト入力を行える共同作業機能です。現場巡視を行いながら事務所のメンバーとリアルタイムで図面を修正したり、朝礼時に各工種の作業予定を同時に書き込んで即座に共有したりできます。
  • 遠隔立会・巡視支援(GEMBA Talk)
    デジタル野帳の画面や図面、写真を相互に共有しながら高品質なビデオ通話を行える機能です。施工状況の確認や配筋検査などの段階確認において、現場へ直接出向くことなく事務所や別拠点から遠隔臨場や立会確認を行えるため、移動工数や待ち時間を削減します。
  • 安全AIソリューション
    過去の労働災害事例や危険予知(KY)活動の蓄積データを参照し、当日の作業内容に応じた危険要因や安全対策の提案を受けられます。作業前点検や安全パトロールの精度を高め、現場全体の安全管理水準の向上に寄与します。

図面管理・検査帳票機能

  • 高精度な図面展開と計測・ピン留め
    PDF形式やDWG形式の設計図面を素早く取り込み、縮尺を設定することで図面上の距離や面積を即座に計測できます。図面内の特定箇所に写真や検査項目をピン留めして紐付ける機能や、新旧図面のレイヤー重ね合わせ表示により、是正箇所や変更点の把握が迅速化されます。
  • 電子帳票作成・承認フロー
    現場で長年使い慣れた紙の点検表や安全衛生パトロール表、出面表のレイアウトをそのままデジタル帳票として再現できます。手書きサインの記入や多段階の電子承認フローに対応しており、紙の書類を持ち回る手間をなくして会社間の承認業務を完了させられます。
  • JACIC認定の電子小黒板・写真台帳自動化
    一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)の「デジタル工事写真の小黒板情報電子化」および「小黒板情報連携」の基準に適合しています。現場撮影時に小黒板情報を付与し、信憑性確認検定に準拠した写真管理を行えるほか、撮影データからボタン操作で写真台帳を自動生成できます。

外部システム連携・管理機能

  • 外部クラウド・基幹システム連携
    REST APIを介した自社基幹システムとのデータ連携をはじめ、SalesforceやBox、ビジネスチャットツールのdirect、工程管理ソフトウェア「工程's」などとのデータ連携に対応しています。これにより、既存の社内ITインフラやプロジェクト管理基盤と一体化した運用が可能です。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

現場監督の内業時間や移動拘束が多く、2024年問題への対応に迫られている中堅・大手ゼネコン

  • 現場巡視後の写真台帳作成や事務所での帳票転記に毎日数時間を費やしている
    eYACHOの標準帳票テンプレートや電子小黒板機能を活用することで、現場巡視と同時に写真整理と帳票入力が完結します。大日本土木では巡視記録や出面表の作成・共有時間が1時間以上から10〜20分へ短縮された実績があり、残業時間の直接的な圧縮につながります。
  • 朝礼前の作業調整や打合せのための移動・段取りに追われている
    複数人が同時に1つのノートを編集できる「Share機能」を用いることで、各自が自席や現場から当日の作業予定を書き込めます。全店導入した大林組の建築部門では、朝礼の準備時間を従来の1〜2時間から10〜20分へと大幅に短縮しています。
  • 紙の是正指示書や安全点検表の持ち回り承認で意思決定が滞っている
    フォームデザイン機能と電子承認フローにより、使い慣れた帳票レイアウトを崩さずにデジタルサインによる会社間承認を実現します。コスモ松山石油とコスモエンジニアリングの共同運用では、年間で計約700時間の労働時間削減を達成しています。

協力会社との情報共有を密にしつつ、厳格な安全・品質管理基準を維持したい施工現場

  • 元請と協力会社間で図面修正や指摘事項の伝達漏れが発生している
    図面への直接ピン留めや手書き加筆、写真紐付けをタブレット上で共有できるため、職長に対する作業指示の手戻りが防止されます。限定ユーザーライセンスを活用すれば、協力会社にも低コストでアカウントを配布して統一運用できます。
  • 過去の労災事例や安全対策の知見が現場監督個人の経験に依存している
    安全AIソリューションや自社データベースとの連携により、作業内容に応じた危険予知データを現場で引き出せます。横河ブリッジの大阪工事本部では、安全AIの運用とシェアノート活用により書類回覧や移動時間を削減し、現場作業時間の10%削減目標に向けた業務改革を推進しています。

向いていない企業・現場

小規模な戸建てリフォーム中心の一人親方や、初期費用を極力抑えたい小規模事業者

  • 初期投資の予算が限られており、1〜2名のみで手軽に運用したい
    eYACHO for Businessは初期導入費として300,000円(税込330,000円)が必要であり、契約ライセンスも最小5ライセンスからの購入体系となっています。1〜2名で小規模な修繕を行う事業者の場合、初期投資の回収が困難になりやすいため、初期費用無料かつ1ユーザー単位で契約できる施工管理アプリを検討する方が適しています。
  • 現場の記録よりも、見積・受発注・請求・工程管理など経営全般の一元化を求めている
    eYACHOは現場巡視や検査、手書き野帳などの現場記録業務を効率化する仕様に特化しています。案件の受発注管理、実行予算管理、原価管理といったバックオフィスを含むERP的機能を単一ツールで完結させたい場合は、総合管理型のSaaSを選定する方が運用に適しています。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
eYACHO 大林組と共同開発されたデジタル野帳。mazecによる手書き入力、複数人同時編集、JACIC認定電子小黒板、安全AIを搭載 初期費用: 300,000円(税込330,000円)
月額: 3,200円〜/人(5ライセンス〜)
現場巡視・安全管理・各種点検の記録を現場完結させたい中堅・大手ゼネコン、サブコン
ANDPAD 案件引合から受発注、写真・図面、工程表、チャットまで建設プロジェクト全体を一括管理する総合型プラットフォーム 要問い合わせ(利用規模・機能に応じた個別見積もり) 戸建て住宅、リフォーム、中堅建築などで受発注や原価を含めて一元管理したい企業
SPIDERPLUS 図面管理・工事写真・電子小黒板・各種設備検査に強みを持ち、現場計測機器とのBluetooth連携が充実したアプリ 要問い合わせ(基本料金+ユーザーライセンス+オプション) 建築・電気・空調衛生設備工事で、図面連動の検査や風量・配管などの計測業務が多い企業
Photoruction 工事写真や図面のクラウド管理に加え、AIやBPO(入力代行)を活用した写真整理・台帳作成の自動化に強み 要問い合わせ(プロジェクト単位・利用規模に応じたプラン体系) 大規模建築・土木工事で大量の工事写真や図面が発生し、データ整理作業そのものを削減したい企業

施工管理ツールの選定にあたっては、自社が効率化すべき業務の重心が「現場での記録・点検業務」にあるのか、「経営・受発注を含めたプロジェクト全体の統括」にあるのかを見極める必要があります。

eYACHOの最大の特徴は、紙の野帳と同じ直感的な手書き感覚と、離れた拠点同士をリアルタイムにつなぐ「Share機能(同時編集)」にあります。図面への朱書き指示や安全パトロール、コンクリート受入検査などの記録業務が現場監督の負担となっている場合や、現場の巡視記録を事務所に戻ることなく現場で完結させたい中堅〜大手ゼネコン・サブコンには、eYACHOが有力な選択肢となります。

一方で、顧客管理から見積作成、受発注、工程表作成までを1つのシステムで統合管理したい工務店やリフォーム事業者の場合はANDPAD、設備工事における専門計測器との連動や風量・照度測定などの検査帳票化を重視する場合はSPIDERPLUS、工事写真の大量整理やAI・BPOを活用した写真台帳作成の省力化を重視する場合はPhotoructionがそれぞれ比較検討の対象となります。

料金・プラン

eYACHO for Businessの料金体系は、導入初年度に発生する初期導入費と、利用機能に応じた月額または年額のライセンス費用で構成されています。最小契約数は5ライセンスからとなっており、協力業者向けの限定ユーザーライセンスも用意されています(金額はすべて税抜表記を併記)。

プラン名 初期費用 利用料金(1人あたり) 備考
初期導入費 300,000円
(税込330,000円)
- 導入初年度のみ発生(環境設定・管理者設定等)
ベーシック版 - 月額: 3,200円(税込3,520円)
年額: 28,800円(税込31,680円)
デジタル野帳、手書き入力、写真貼り付けなどの基本機能
スタンダード版 - 月額: 4,200円(税込4,620円)
年額: 37,800円(税込41,580円)
ベーシック機能に加え、Share機能(リアルタイム同時編集)等に対応
プレミアム版 - 月額: 5,200円(税込5,720円)
年額: 46,800円(税込51,480円)
全機能利用可能(外部連携・高度な管理機能等を含む)
限定ユーザー版 - 月額: 1,200円(税込1,320円)
年額: 12,000円(税込13,200円)
協力会社向けライセンス(1ライセンスから契約可能)

※契約は最小5ライセンスからの受付となります(限定ユーザー版は1ライセンス単位で追加可能)。また、導入検討企業向けに30日間の無料トライアルが用意されています。

導入事例・実績

eYACHOは、スーパーゼネコンからインフラ製造・施工企業、プラント工事まで、多様な現場で導入されています。公表されている具体的な導入効果を紹介します。

株式会社大林組(建築部門)

大林組の建築部門では、全店規模でeYACHOを導入しています。特に効果を発揮しているのがリアルタイム同時編集を行える「Share機能」です。従来は施工管理者や協力会社の職長が事務所に集まり、紙の図面や予定表をもとに1〜2時間かけて実施していた朝礼の準備作業について、各自が現場や自席からデジタル野帳へ直接書き込む運用に変更したことで、準備時間を10〜20分へと短縮させることに成功しています。

コスモ松山石油株式会社 / コスモエンジニアリング株式会社

松山工場において、コスモ松山石油57名、コスモエンジニアリング25名、協力会社15社63名の計145名体制でeYACHOを導入しました。従来は紙に印刷して物理的にサインや押印を行っていた作業予定表や会社間の承認申請をデジタル帳票化。現場タブレット上での手書きサインと即時承認フローを確立した結果、コスモ松山石油で年間約100時間、コスモエンジニアリングで年間約600時間、合計で年間約700時間の労働時間削減を達成しています。

株式会社横河ブリッジ(大阪工事本部)

橋梁架設などのインフラ施工を手掛ける横河ブリッジ大阪工事本部では、社員用約150アカウント、協力会社用約55アカウント(計約205アカウント)を導入しました。「現場作業時間10%削減」を目標に掲げ、シェアノート機能を活用して書類の回覧や承認手続き、打ち合わせのための移動時間を削減。さらに自社データベースと連携させた安全AIソリューションを現場で運用し、過去の事故事例や危険情報を即座に参照できる安全管理体制を構築しています。

大日本土木株式会社

土木工事現場において、現場巡視記録や毎日の出面表の作成・管理にeYACHOを活用しています。巡視時に現場で写真撮影と状況の加筆を直接行い、事務所に戻ってからの書類清書作業を撤廃したことで、従来は作成と共有に1時間以上を要していた巡視関連業務が10〜20分へと短縮されました。

三井住友建設株式会社(建築部門)

三井住友建設の建築部門では、全店導入として約1,000台のiPadを展開してeYACHOを運用しています。朝礼準備の効率化、現場で完結する工事写真の整理、各種チェックシートの電子化を推進した結果、現場監督1人あたり体感で1日約1時間の業務時間短縮を実現しています。

JACIC認定規格と公共工事への適合性

eYACHOは、民間建築工事だけでなく、国土交通省をはじめとする公的機関が発注する公共土木・建築工事の厳格な基準にも適合しています。

一般財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)が策定した「デジタル工事写真の小黒板情報電子化」および「小黒板情報連携」の検定に合格しており、信憑性確認検定(改ざん検知機能)をクリアしています。現場で撮影した写真は小黒板情報とともに暗号化され、工事写真の信憑性が担保されるため、公共工事における電子納品要領に準拠した写真データの提出が可能です。

また、国土交通省が推進する「遠隔臨場(段階確認や材料確認、立会を映像と音声で遠隔実施する施策)」においても、ビデオ通話機能「GEMBA Talk」や図面共有機能を活用することで、発注者や監督員の移動拘束時間を大幅に削減し、検査待ちによる現場の作業中断を抑止する体制を整えられます。

動作環境とOSごとの機能仕様

eYACHOは現場とオフィスのシームレスな運用のためにマルチプラットフォームに対応していますが、OSやデバイスによって対応状況や一部機能に違いがあります。導入検討時には各端末の仕様を確認しておく必要があります。

最も推奨される環境はiOS/iPadOS(iOS/iPadOS 13.6以降、M1チップ搭載Macでの動作にも対応)であり、スタイラスペン(Apple Pencil)を用いた手書き入力や図面描画、写真台帳の自動作成など全機能が最適化された状態で利用可能です。また、事務所のPC作業向けとしてWindows(Windows 10 バージョン1703以降)にも対応しており、現場のiPadと事務所のWindows PC間で同一ノートをリアルタイム編集する運用が広く採用されています。

一方、Android端末については「eYACHO for Business 7」でAndroid 13以上に対応しているものの、iOS版やWindows版と比較して一部機能に制限があります。具体的には、カレンダー機能、グラフ作成機能、Box連携、および管理者向けのフォーム作成機能などがAndroid版では非対応となっているため、全社導入にあたっては現場監督が携行するタブレットのOS選定に注意が必要です。

導入前に知っておきたいこと

eYACHOの導入を成功させるためには、事前に把握しておくべき制約事項やハードウェア運用の注意点があります。実際の現場やユーザーレビューから報告されている課題は以下の通りです。

初期投資費用と最低ライセンス数による制約

eYACHO for Businessは、導入初年度に初期導入費用として300,000円(税込330,000円)が発生し、年間契約も最小5ライセンスからの受付となっています。月額数千円・初期費用ゼロで1ライセンスから契約できるライトなSaaSツールと比較すると初期投資のハードルが高いため、導入効果を最大化できる現場数や監督者の人数を見極めた上で投資判断を行う必要があります。

屋外環境下におけるタブレット端末の物理的制約

真夏の炎天下での施工現場では、タブレット端末本体が高熱を帯びて一時的にシャットダウンする現象や、雨天時の作業において画面に付着した水滴による誤動作・タッチ感度の低下などが指摘されています。これらはアプリ自体の不具合ではなくハードウェア特性に起因するものですが、屋外作業が多い現場では日よけカバーや防塵・防水ケースの装着、物理ボタン操作の併用など現場環境に応じた運用の工夫が求められます。

スタイラスペンの適合性と操作性

eYACHOの強みである高精度な手書き入力は、Apple Pencilなどの高性能スタイラスペンの利用を前提に設計されています。汎用の安価な静電容量方式タッチペンやサードパーティ製ペンを使用した場合、手のひらを画面に置いたまま書く「パームリジェクション」が正常に機能しないなど、描画性能が十分に発揮されないケースがあります。快適な手書き入力を現場に定着させるためには、推奨ペンデバイスをセットで配備することが推奨されます。

社内テンプレートの設計と定着化のハードル

紙の帳票レイアウトを自在に再現できる柔軟性を持つ反面、導入初期に社内の標準テンプレートや利用ルールを策定しないと、現場ごとにノートの作り方がバラバラになり全社集計が困難になるリスクがあります。ベンダーが提供する認定技術者制度やスタートアップガイドを活用し、専任の推進担当者が帳票の標準化を進めることが定着の前提となります。

導入の流れ・期間

eYACHO for Businessの標準的な導入プロセスは以下の流れで進行します。なお、契約完了から現場での実運用開始までの具体的な導入期間については、社内テンプレートの作成規模や導入端末数によって異なるため、問い合わせ時の個別確認が必要です。

1. 問い合わせ・ヒアリング

公式サイトの専用フォームより問い合わせを行います。担当者から現場の業務課題、利用予定人数、使用デバイス(iPad、Windows PC等)についてのヒアリングが行われます。

2. 無料トライアル(30日間)・デモ検証

30日間の無料トライアル環境が発行されます。実際の現場で手書き入力の操作性や同時編集(Share機能)、オフライン動作、図面計測などの基本機能を検証します。

3. プラン決定・見積もり・契約

利用するエディション(ベーシック、スタンダード、プレミアム、限定ユーザー)と必要アカウント数を決定し、初期導入費を含めた正式見積もりを取得して契約を締結します(最小5ライセンスから)。

4. 初期環境設定・帳票テンプレート作成

管理者アカウントの設定、ユーザー・グループ登録、権限設定を行います。あわせて、現場で使用する点検表や巡視記録などの社内帳票テンプレートをフォームデザイン機能で構築します。

5. 現場説明会・実運用開始

現場監督や協力会社向けの操作説明会を実施し、マニュアルや業務別手順書を展開して実現場での運用を開始します。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンでも利用できますか?対応しているOSを教えてください。
iOS/iPadOS 13.6以降、Windows 10 バージョン1703以降、Android 13以上に対応しています。スマートフォンでの閲覧も可能ですが、手書き入力や図面加筆、帳票作成の操作性を最大限に生かすため、iPadをはじめとするタブレット端末やPCでの利用が推奨されています。なお、Android版は一部機能に制限があります。
導入前に操作感を試せる無料トライアルはありますか?
30日間の無料トライアルが用意されています。実際の現場環境で手書き文字認識や図面表示、同時共有機能などを試用して実務適合性を確認できます。
協力会社の職長や作業員にもアカウントを配給する場合、同じライセンス費用がかかりますか?
協力業者向けに機能を最適化した「限定ユーザー版」が月額1,200円/人(税込1,320円)、年額12,000円/人(税込13,200円)で提供されています。限定ユーザー版は1ライセンス単位で契約が可能です。
地下やトンネル内など、電波がつながらない現場でも使用できますか?
オフライン動作に対応しています。通信が遮断された環境でもノートの作成、手書き記録、写真撮影を通常通り行え、電波が復旧した際にクラウドサーバーへ自動的にデータが同期されます。
導入後のサポート体制やトレーニング制度はどのようになっていますか?
導入管理者向けの電話・メール窓口が提供されているほか、操作マニュアル、業務別手順書、スタートアップガイドが公開されています。また、帳票作成スキルを習得するための無料オンラインセミナーや認定技術者制度が運営されています。
最低利用期間や解約条件はどのようになっていますか?
年額契約や月額契約の区分、更新タイミングや解約手続きの詳細条件については公式資料上で個別の確認が必要です。見積もり時に販売元へご確認ください。

参照・出典

他の施工管理アプリと比較する

eYACHOの特徴を含む施工管理の14製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

施工管理アプリ比較14選