uconnectとは?工事台帳を自動作成し粗利をリアルタイム管理できる原価管理システム

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建設業・工事業の工事別粗利管理に特化したクラウド型管理会計システムです。売上と原価を入力するだけで工事台帳を自動生成し、工事ごとの原価・粗利の進捗をリアルタイムに把握できます。初期費用無料かつ低価格な料金体系で、中小規模の企業でも素早く導入できます。

公式サイト
https://uconnect.jp/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
中小企業向け
対象業界
サブコン・専門工事業者 中小工務店・地場ビルダー 建築

uconnectとは?

uconnect(ユーコネクト)は、株式会社unlimited(本社:山口県周南市)が開発・提供する、中小規模の建設業・工事業に特化したクラウド型原価管理・管理会計システムです。案件ごとの売上と原価(材料費・外注費・労務費・経費)を入力することで工事台帳を自動生成し、工事別の粗利益や原価推移をリアルタイムに集計・可視化します。従来、Excelや紙の帳票で行われていた見積作成、発注、請求、入出金管理を同一システム上で一元管理し、工事完了後の集計遅れによる「赤字工事の事後発覚」や、転記ミス・二重入力といったバックオフィス業務の非効率を解消します。初期費用無料かつ月額契約で利用できる低価格なSaaS設計が特徴です。

主な機能

原価管理・工事台帳作成機能

  • 案件別工事台帳の自動作成
    見積データや日々の受発注・支払実績を登録することで、工事台帳がリアルタイムに自動更新されます。手作業によるExcel転記作業をゼロにし、工事途中であっても最新の原価発生状況や差引粗利益を即座に確認できます。
  • 最大5階層の階層型見積・実行予算管理
    工種や内訳を最大5階層まで細分化した見積作成と実行予算の登録に対応しています。業者別・工種別に予算額と実績原価の差異を詳細に比較分析できるため、どの工程でコスト超過が発生しているかを素早く特定できます。
  • リアルタイム予実進捗把握
    工事ごとの請負金額、発注残高、支払実績、粗利率の推移がダッシュボード上で可視化されます。完工時まで利益状況が見えない「どんぶり勘定」を防ぎ、施工途中の段階で設計変更やコスト見直しの判断を下す材料を提供します。

帳票作成・受発注・請求管理機能

  • 工事業務に必要な各種帳票の一括出力
    見積書、発注書、発注請書、納品書、検収書(受領書)、請求書、領収書などを同一データからボタン操作で作成・PDF出力できます。インボイス制度に対応した書式出力が可能なほか、同一顧客に対する複数の工事請求書を1枚にまとめた合算請求書の発行にも対応しています。
  • 売掛・買掛および入出金管理
    工事ごとの請求額に対する入金消込や、協力会社・仕入先からの請求に対する出金予定管理を行えます。未入金の検知や入出金台帳の自動更新機能に加え、直近のキャッシュフローを把握するための簡易資金繰り表の出力にも対応しています。
  • 物販・建材卸に対応した販売管理
    工事の施工だけでなく、建材や住宅設備の卸売・店頭販売を併営している事業者向けに、物品販売の売上・仕入・在庫を管理できる機能を備えています。工事管理と物販管理を別々のソフトで二重管理する手間を削減できます。

クラウド連携・マルチデバイス対応機能

  • クラウド会計ソフトとのAPI直接連携
    「freee会計」や「マネーフォワード クラウド会計」とのAPI連携に対応しているほか、「弥生会計」などの主要会計ソフトへの仕訳データ連携が可能です。工事台帳に入力した売上・原価データから会計仕訳を生成できるため、経理担当者の二重入力工数を削減します。
  • Webブラウザによるマルチデバイス利用
    PCだけでなくMac、タブレット、スマートフォンのWebブラウザ(Google Chrome推奨)からアクセス可能です。専用ソフトのインストールが不要なため、事務所に戻ることなく現場や出先から見積内容の確認や原価入力を行えます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

Excel管理の限界に直面している従業員数10名前後の専門工事業者・中小工務店

  • 現場と事務所で複数のExcelシートに同一データを重複入力している
    見積書、発注一覧、工事台帳、請求台帳を別々のExcelファイルで管理している場合、転記ミスや更新遅延が恒常化します。uconnectを導入することで、見積作成から発注・請求・工事台帳までデータが自動で連動し、台帳作成のための二重入力作業を削減できます。実際の導入事例でも、これまで行っていた3つのExcelシートへの入力作業がゼロになった効果が報告されています。
  • 工事が完了して決算を迎えるまで各現場の最終粗利が確定しない
    紙の請求書集計や月次締めの遅れにより、赤字が完工後に判明する現場では、施工中の対策が打てません。uconnectは日々の発注・支払登録に合わせて工事台帳と予実差異がリアルタイムに更新されるため、施工途中で予算超過の兆候を検知し、追加請求の交渉や工程見直しといった早期リカバリーが可能になります。
  • 高額なERPや専用システムの初期投資・長期契約リスクを避けたい
    多くの一体型基幹システムは初期導入費用に数十万〜百万円単位を要し、年間単位での契約拘束が発生します。uconnectは初期費用0円かつ月額契約(1ユーザー税込7,920円〜)で開始できるため、財務体力を圧迫することなくスモールスタートで原価管理のクラウド化を進められます。

施工だけでなく建材卸・住設販売などの物販事業を併営している工事会社

  • 工事の請負と物品の販売でシステムが分断され全体の収支把握が遅れている
    一般的な工事台帳システムは物販の入出荷管理に対応しておらず、一般的な販売管理システムでは工事の階層別実行予算管理が困難です。uconnectの「工事業+販売プラン」を選択することで、請負工事の粗利管理と建材等の物品販売管理を同一プラットフォーム上で統合し、企業全体の売上・仕入・粗利を漏れなく一元把握できます。

向いていない企業・現場

毎日の日報入力に基づく出来形管理や人工歩掛の厳密な自動集計を現場主導で行いたい企業

  • 現場監督がスマートフォンから日報を入力し、当日の出来高や人工進捗を即座に連動させたい
    uconnectは見積・発注・請求・原価といった金額ベースの管理会計に特化している一方、現場監督が日報で使用人工数や材料使用量を入力し、現場の物理的な進捗(出来形)と直接連動させる機能は標準化されていません。日々の現場日報や出面管理、工程写真と連動した詳細な歩掛管理を最優先する場合は、日報連携機能に強みを持つ他社システム(原価本家や使えるくらうど工事台帳など)の検討が適しています。

複雑な社内承認ワークフローや大規模な拠点別配賦計算を必要とする中堅・大手ゼネコン

  • 支店・事業部ごとの多階層な稟議承認や独自の大規模カスタマイズを必須とする
    uconnectは中小規模の工事業者が素早く運用を開始できるよう、標準的な機能構成とシンプルな画面設計を採用しています。多段階の電子承認フロー、全社共通費の複雑な配賦基準設定、オンプレミス型基幹ERPとの閉域網連携などを求める中堅・大手企業には機能面で適合しない場合があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
uconnect 初期費用無料・月額契約で導入可能な原価管理SaaS。工事台帳自動生成、主要クラウド会計API連携、工事業+物販管理に対応。 初期費用:無料
月額:基本料6,000円+1,200円/人(税抜)〜
初期コストを抑えてExcel管理から脱却したい中小専門工事・工務店、物販併営企業
レッツ原価管理Go2 見積・予算・発注・原価・支払請求を網羅する定番ソフト。直感的なグラフや警告アイコンによる収支把握、クラウド・オンプレミス両対応。 要問い合わせ 詳細な原価統制や赤字警告を視覚的に管理したい中堅〜中小建設会社
建築業向け管理システム アイピア 顧客管理・見積作成から実行予算・発注・原価・請求までを一元化。工務店・リフォーム会社に特化したクラウド統合管理。 要問い合わせ 顧客管理・営業進捗と工事原価を一気通貫で管理したい工務店・リフォーム会社
原価本家 現場の日報入力をもとにタイムリーな原価集計と予算実績対比を実現。工種・要素別の進捗把握や出面管理など柔軟なモジュール設計。 要問い合わせ 日報・出面管理と連動させて現場ごとの出来高・歩掛を厳密に管理したい企業

原価管理ツールの選定にあたっては、自社が「どの業務範囲を一元化したいか」と「導入・運用の初期負荷」を天秤にかける必要があります。uconnectは、顧客管理や日報管理といった周辺業務を広く内包する統合型システムとは異なり、「見積・受発注・請求・工事台帳・管理会計」という収支管理の中核機能に絞り込まれています。そのため、多機能システムの導入で挫折しがちな初期設定の負担が少なく、安価な月額料金かつ単月契約で始められる点が他の製品と大きく異なります。

一方で、営業段階の反響・商談履歴まで同一ソフト内で追跡したい工務店であれば「アイピア」、日々の現場日報や出役・人工データをダイレクトに原価集計へ反映させたい専門工事業者であれば「原価本家」や「使えるくらうど工事台帳」が適した選択肢となります。また、全社的な業務フローを細部までカスタマイズし、長年培った帳票体系を維持したい企業には「レッツ原価管理Go2」などの網羅的なパッケージが候補に挙がります。

料金・プラン

プラン名 初期費用 月額利用料(税抜) 備考
工事業・建設業向けプラン 0円 基本料 6,000円 + 1,200円 / ユーザー 工事台帳、受発注・請求、クラウド会計連携などの基本機能を利用可能(階層型見積・実行予算はオプション)
工事業+販売プラン 0円 基本料 9,600円 + 1,200円 / ユーザー 工事業向け機能に加え、建材・住設等の卸売・物販に対応した販売管理機能を追加

工事業・建設業向けプランを導入した場合の月額費用(税込)は、1ユーザーで7,920円、3ユーザーで10,560円、5ユーザーで13,200円、10ユーザーで19,800円となります。年間契約などの契約期間の縛りはなく、月額契約で利用可能です。また、導入前に操作感や機能適合性を検証できるよう、クレジットカード登録不要で全機能を20ユーザーまで試用できる「30日間無料お試し」が提供されています。

なお、uconnectはIT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金等)の対象ツールとして認定された実績があり、補助金公募の要件を満たす場合は導入経費の負担軽減策として活用できる場合があります。

導入事例・実績

uconnectは、公式サイトの公表情報によるとシリーズ累計で3,000社以上の導入実績を有しています。公開されている具体的な企業事例としては、住宅の外構工事業を手がけるジオ・ナビオ株式会社(福岡県福岡市/従業員数〜10人、年商規模〜5億円)の導入事例が報告されています。

同社では、現場作業と事務所業務の間で「3つの異なるExcelファイル」にデータを転記・入力する作業が発生しており、バックオフィスにおける入力負担や情報の分散が課題となっていました。また、原価や粗利の進捗確認は事務所で紙に印刷して行っていたため、リアルタイムな数値把握が困難な状況にありました。

uconnectの導入とあわせて、マネーフォワード クラウド会計、ANDPAD、Chatworkなどのクラウドツール群を連携させた結果、これまで発生していた3つのExcelシートへの二重三重のデータ転記作業がゼロになり、入力工数が削減されました。さらに、従来は事務所でしか確認できなかった現場ごとの原価・粗利情報をiPad等からタイムリーに閲覧・修正できるようになり、場所を選ばずに工事別の収支状況を把握できる管理体制が確立されています。

freee会計・マネーフォワード クラウド会計とのAPI直接連携

中小規模の建設会社では、工事台帳を管理するシステムと、決算・税務申告を行う会計ソフトが分断されているケースが少なくありません。この場合、現場で確定した売上金額や協力会社への外注費・材料仕入の請求データを、経理担当者が会計ソフトへ再度手動で仕訳入力する必要があり、二重入力の非効率と入力ミスの温床となっていました。

uconnectは、クラウド会計市場で広く利用されている「freee会計」および「マネーフォワード クラウド会計」とのAPI直接連携に対応しています。uconnect側で登録・確定した売上・請求データや買掛・支払データを、APIを通じて会計ソフト側の仕訳候補や取引データとして直接転送できます。また、「弥生会計」など他の主要会計ソフト向けにも連動可能なデータ出力形式を備えています。これにより、工事別の管理会計(工事台帳)と全社的な財務会計がスムーズに接続され、月末・決算時の経理締め作業における業務負担の軽減に寄与します。

導入前に知っておきたいこと

uconnectの導入を検討する際は、以下の実務的な特性や運用上の注意点をあらかじめ把握しておく必要があります。

  • 現場日報や物理的進捗(出来形)との連動における制約
    ユーザーレビュー等において、金額面での進捗(出来高)だけでなく現場の物理的進捗(出来形)を正しく把握するため、「現場監督目線で使用人工数や材料数を登録する工事日報機能」や「日々の出来高反映」のさらなる機能強化を要望する意見が挙げられています。日々の作業日報から人工歩掛や出面を詳細に集計・分析したい企業は、現場入力の運用設計を事前に検証する必要があります。
  • 社内運用ルールと入力フローの標準化が不可欠
    見積から発注、請求、工事台帳へとデータが連動する仕様上、見積の階層設定ルールや発注承認のタイミング、仕入伝票の計上基準などを社内で統一しておかなければ、正確な工事台帳が自動生成されません。全自動で帳票が完成するわけではないため、既存のExcel運用から移行する際は、誰が・いつ・どのデータを入力するかという社内フローを整理し、現場・事務スタッフに定着させるための移行期間を確保することが推奨されます。

導入の流れ・期間

uconnectの導入は、クラウドSaaSとしての手軽さを活かし、概ね以下のステップで進められます。

  1. 無料お試しの登録
    公式サイトの登録フォームから30日間の無料お試しを申し込みます。クレジットカードの登録は不要で、即座にアカウントが発行され、全機能を最大20ユーザーまで検証できます。
  2. オンライン個別相談・機能検証
    無料のオンライン個別相談を利用し、自社の業務フロー(見積書式、階層設定、会計ソフトとの連携方法など)がuconnect上で再現可能かを確認します。
  3. 初期設定・マスタ移行
    自社の取引先情報(得意先・仕入先)、品目マスタ、自社情報などの初期設定を行います。既存システムやExcelからのデータ移行について、ベンダーによる無料導入支援サービス(初期設定・マスタ移行のサポート)を活用できます。
  4. 本契約・本格運用開始
    試用期間終了後、継続利用を希望する場合は本契約手続きへ移行します。契約期間の縛りがない月額制のため、少人数の現場から段階的に運用を開始し、社内の定着状況を見ながら利用ユーザー数を追加していく運用が可能です。

具体的な導入期間は移行するデータ量や社内体制によって異なりますが、自社サーバーの調達や現地インストール作業が不要なため、最短数日から数週間程度で実運用へ移行できます。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンやタブレットからも利用できますか?専用アプリはありますか?
専用のネイティブアプリは提供されていませんが、PC、Mac、タブレット、スマートフォンのWebブラウザからアクセスして利用可能です。推奨ブラウザは最新版のGoogle Chromeとなっています。
無料トライアルはありますか?利用できる機能に制限はありますか?
30日間の無料お試しが用意されています。クレジットカード情報の登録は不要で、工事業向けプランの全機能を最大20ユーザーまで制限なく試用できます。
契約期間の縛りや解約時の違約金はありますか?
年間契約等の拘束はなく、月額単位での契約となっています。そのため、長期契約に伴う違約金や解約制限のリスクを抑えて導入できます。
導入時の初期設定やマスタ移行のサポートは受けられますか?
公式に無料導入支援サービスが提供されており、初期設定や既存の取引先・品目マスタの移行作業について相談・支援を受けることが可能です。また、ログイン後の画面から利用できるチャットサポートや、メール、電話、リモートサポート体制も用意されています。
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応していますか?
インボイス制度に対応した各種帳票(適格請求書発行事業者の登録番号記載、税率区分ごとの消費税額計算など)の一括出力・PDF作成に対応しています。データのバックアップはクラウド側で自動的に実施されます。
運営会社の「株式会社ユーコネクト」と「株式会社unlimited」の関係は何ですか?
uconnect(ユーコネクト)の企画・開発・運営を行っている法人は「株式会社unlimited」(本社:山口県周南市)です。「株式会社ユーコネクト」という法人名義でのサービス提供実態は確認されておらず、サービスブランド名と開発元企業名の関係となっています。

参照・出典

他の工事原価管理システムと比較する

uconnectの特徴を含む原価管理の13製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

工事原価管理システム比較13選